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Mon.

2011.3.11

その日は、朝6時に緊急連絡網を回すように、との上司からの電話で目が覚めた。
何でも、日本が地震で大変なことになっていて、その余波で当国にも津波が来るかもしれず、海岸沿いや島に住む関係者に避難を呼びかけなければならないのだという。

そんな凄いことになっているのか、と寝惚け眼でTVを点けると、CNNエスパニョール(CNNのスペイン語チャンネル)が凄い映像(津波)を流している。到底、これが今自分の祖国で起きているとは思えないような、映画の世界の中のような映像。しかも、一日中、日本の地震のことが流れている。

職場に出勤し、連絡が取れなかった人に再度連絡網を回しつつ、関係者家族の安否確認。昼休みには、家族や友人の安否確認をする。長野で震度6の地震というニュースを目にし、慌てて実家に電話。幸い自分と家族の関係者は無事の確認が取れたが、仙台出身の同僚は、家族の安否確認ができるまで少し時間が掛かっていた。

事務所には各機関からのお見舞いのレターやカウンターパートからのお悔やみのメールが続々と届き、スーパーのレジで、オフィスのエレベーターで、自宅マンションで、会う人会う人が言葉を掛けてくれる。また、こちらの有力財閥が日本に相当額の寄付をしてくれるという。

未だに日本の災害のニュースは、当地を含む世界中を駆け巡っているが、英語メディア、スペイン語メディアをチェックした限りでは、「日本だからこの程度の被害で済んだ」「避難所生活でも混乱が発生しない、自己コントロールのできた国民性」といった報道振りが多い気がする。あとは、現地新聞などを見ると、原発対応にも注目が集まっている。

日本だから、というのはそのとおりだと思う。東京なんて、あれだけ高層ビルが建っていて、免震構造でないものばかりだったら、どうなっているのか。また、いろいろと問題はあると思うが、国民が揃って節電に取り組んだり、物資の配給にも譲り合いの精神が見られるのは、日本人の精神に根付いたものが大きいだろう。

こちらにいると、義捐金を寄付することくらいしかできず、日本にいて何か直接役に立てないのが本当にもどかしい。ただ、世界がその惨状を憂い、また、その復興に注目している。いつもこのブログでは、沈みゆく日本を憂慮してばかりだが、今回ばかりはその底力に心から期待したい。そして、一人でも多くの方の生存と、一日でも早い復興を祈りたい。
22:58 | 時事・社会 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Mon.

前原辞任

たった5万円で?

いやはや、日本の外相ポストも随分軽いものだな。
そんなことやってるから、世界中からなめられるんだよ。

規則の方が時代に即してないなら、そちらの方を見直すべきじゃないの?
本当に脱力させられるな、末期症状の民主党には。


追伸:
ツイッター、やめました。ブログと役割が違うのは理解できるけど、モバイル環境でもないし、あまり自分の感覚に合ったツールではない。頭のいい人のツイートなんかを読むと、めっちゃ勉強になるし、ツイッターから取れる情報も多いというのは、そのとおりなんだけどね。
23:09 | 時事・社会 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Sat.

情報弱者の戯言

ネットがこれだけ発達した現代だが、やはり海外にいると日本の情報に疎くなるもの。

日本に帰った複数の同僚が、立て続けに「食べるラー油」なるものをお土産に買ってきてくれて、そんなものが流行っていることを知り、仕事で当国に来た人が持ってきてくれた週刊誌で「イクメン」「カジメン」なんて言葉を知る。別に知っていなくても何ら困らないのだけど…。

週刊誌で、そんな「カジメン」を育てようとする某家電メーカーの冷蔵庫の広告を見ていてびっくり。
-真空の力で食品の酸化を抑える
とか、
-電動パワースライドが付いて、野菜を入れ過ぎても楽々開閉
って、日本人以外には絶対必要ない機能だなー、と。
もはや、各メーカーとも機能が進化し過ぎて、こんなところしか競争する部分が無いのだろう。

さすがオタクの国、の面目躍如ではあるが、もともと典型的A型なるも、ラテン化して性格が大雑把になってしまった三十路リーマンには、ちょっと使いこなせそうにない。まあ、メーカーだって日本だけをマーケットとしてやっているから良いんだろうけど。約束の時間を1時間近く過ぎて、ようやく会議が始まるような人たちを相手に仕事をしていると、冷蔵庫はちゃんと冷やしてくれるだけで、洗濯機はきちんと洗ってくれるだけで伏し拝んでしまうというものだ。

色んな国で仕事をしたことがある方はお分かり頂けると思うが、携帯電話だってNOKIAの最も単純な機種(こんなの)が恐らく世界シェア1位だろう。お財布ケータイとかワンセグとか、何とかアプリって、一体何者?な世界。

それにしても、前回記事のコメント欄に書いたのだが、韓国の家電(LGやサムソン)は海外でよく見かけるのに、東芝や日立はほとんど見ない。日本の製造業、既に人件費的に韓国、中国の家電会社に対抗するのは厳しいのかもしれないけど、もう一度、NOKIAの携帯電話みたいなローエンドモデルで世界に打ってでてくれないかしらん、と、我が家の壊れた洗濯機(GE社製)を見ながら思うのだった。嫁、手洗いお疲れ様。


追伸:
ダイエット、効果が出てきました。現在、マイナス2.5kg。
赴任前の体重まで残り2.5kgです。
00:24 | 時事・社会 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Sun.

外国人から見た日本

Googleニュースのリンク先で、面白い記事を見つけた。
http://labaq.com/archives/51514331.html

※リンクがすぐに切れてしまったときのために、記事を保存してあります。
 ご関心のある方はmixi、twitter、コメント欄等でお知らせください。

まあ、日本で言えば2chレベルの話なのかもしれないけど、良い意見も悪い意見も含めて、よく見ているな、と。



昨日、マンション内の敷地で子供を散歩させていて、また例のイタリア人の友人・フランチェスコと随分話をしたのだけど、やはり中間層が安定していることは大きいと思う。それは、収入的にも、能力的にも。

小生は、この国(エルサルバドル)の問題点として、固定資産税、相続税が存在しないことを挙げ、それでは階層の交代が起こらない(貧乏人は一生どころか代々、貧乏人のままである)ということを述べた。固定資産税がない国は、確か、貧富の激しいラテンアメリカにも3か国しかなかったような気がする。超大金持ちか、貧乏人か。真ん中がいない。

それに対して、繊維工場における労働者の管理も仕事の一部である彼は、工場労働者のレベルが低いことを嘆いていた。管理職レベルが沢山いても、工場は回っていかない、と。つまり、一部の大卒の人たちと、一般労働者の間に開きがあり過ぎて、日本で言う熟練工(より正しく言葉の意味を捉えたい方はググってね)のような、現場を支える、中間層の人たちがいないのだ。

彼のこの意見にも全く同意で、我が社でも職業訓練校(日本で言う短大、高専レベルの学校)の能力を強化するプロジェクトを実施中だ。



ということで、中間層の安定は日本の社会の安定に随分寄与していると思う訳だけれども、この記事を読んで1つ意見を述べるとすれば、それに胡坐をかいていると、あっという間に治安も貧富の差も、中国、米国レベルに落ちる可能性はあるよ、ということ。

ちなみに、米国同様、イタリアにも国が提供する健康保険は存在しないのだそう。
この程度の社会保障費でそれを提供している日本って、やっぱり凄い!
08:29 | 時事・社会 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Wed.

外交センス

民主党政権の外交センスについては、拙ブログでも散々批判していますが、少し前(先月末)に我々のような国際関係の仕事に携わる者を震撼させるニュースが出ました。既に記事は消されているようなのですが、コピーしたものを貼ります。

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韓国:ボリビアとリチウム資源開発での協力で一致

 韓国の李明博大統領は26日、訪韓した南米ボリビアのモラレス大統領と会談し、電気自動車の動力源として期待されているリチウム資源開発について、緊密に協力していくことで一致した。韓国大統領府が発表した。
 ボリビアは世界有数のリチウム資源国。開発権をめぐり韓国は、日本や中国、フランス、ブラジルと争っているとされるが、今回の首脳会談で韓国が本格的な事業化に向け一歩リードした形となる。
 会談後、両国の鉱物資源開発を担当する公社が、ボリビアのウユニ塩湖におけるリチウム資源の産業化研究・開発に関する覚書を締結。韓国メディアは、これにより韓国企業がボリビアのリチウム資源開発に参加することになったと伝えた。
 ウユニ塩湖はリチウムを豊富に含む鹹水(かんすい)をたたえ、世界のリチウム埋蔵量の約半分が手付かずのまま眠るといわれる。韓国政府はトップ外交でリチウム資源の権益確保の足掛かりとすることを目指していた。
 モラレス大統領は25日から韓国を訪問。27日までの滞在中に最新式のリチウム電池製造施設の見学も行う予定だ。(共同)

毎日新聞 2010年8月26日 18時51分

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ボリビアと言えば、強硬的左派のエボ・モラレス大統領を始めとして、超親日国です。我が社の知名度もかなり高く、国民なら誰でも知っていて、我が社の現地事務所の所長など、各所で大臣なみの扱いです。また、リチウムの確保に関しても、官民挙げて採掘権獲得へ向け相当程度の人的、金銭的な投入を行ってきたはず(リチウム ボリビアでググると沢山出てきます)。そんな国で「負けた」ことのインパクトは極めて大きい。

外交の世界は駆け引きですから、韓国も裏でいろいろやっているのでしょう。それにしても、こういう国を挙げて勝ちに行かなきゃならない資源「戦争」でも、後から出てきた韓国にあっさり出し抜かれてしまうのですから、全くやるせなくなります。

2週間ほど前にホンジュラスに出張に行き、そこで我が社の関係者+開発経済を教える某大学教授で飲んだのですが、そこでもかなり話題になっていました。

ホント、日本大丈夫か??
23:04 | 時事・社会 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑