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Wed.

先輩職員の死

明けましておめでとうございます。cabron@長野です。
読者数の少ない当ブログですが、管理人がFacebookで書けない本音をつぶやく場所として、細々と続けていきたいと思いますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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新年早々縁起でもないのですが、年の瀬に、海外の某事務所に勤務する先輩職員が、酒気帯び運転の車に横から突っ込まれて亡くなりました。この国では5年前にも交通事故で職員が亡くなっており、「またか。」との思いを禁じ得ませんでしたが、小生の所属する人事部では、ご本人を現地にお迎えに行くところから始まり、愛知県のご実家近くでのお通夜・告別式のお手伝いまで、年末ぎりぎりまで緊急オペレーションが実施され、ゆっくりした気分に浸る時間はありませんでした。一報を受けたのが忘年会当日の朝だったため、忘年会は中止、準備していた余興も全部無くなりました。

小生は主に(関係者の出張手配を含めて)お通夜・告別式のお手伝いをしたのですが、2歳と5歳の彼が残した2人の幼子が無邪気だったのが切なく、また、お父様から参列者へのご挨拶の中で、亡くなった先輩職員のことを「家族の希望の星でした」と言っていたのも印象的でした。そりゃ自慢の息子だっただろうな、と。

小生個人としても、彼には仕事で何度もお世話になったことがあるのですが、エルサルバドルのプロジェクトを担当する彼の部下2名が、揃いも揃って仕事のできない若手だったため、「ちゃんと若手の教育してくださいよ!」と彼に軽く怒りをぶつけてしまったことがありました。非常に温厚で、決して怒らない彼は淡々と受け止めてくれたのですが、今考えたら、国際電話でつまらないことを言ってしまったな、と後悔の念が湧き上がってきました。

年末には、小生の父方の伯母も突然亡くなり(通夜・葬儀の日が先輩職員と全くかぶってしまいました)、今更ながらに「人間はあっけなく亡くなるのだ」という当たり前のことを再認識させられるとともに、働き盛りで、まだまだやりたい仕事もあったであろう彼の分も、より一層真剣に仕事に取り組まなくてはならんな、と思わされました。また、途上国で仕事をする、ということは常にそういう危険が伴うのだということも(日本でも交通事故に遭う可能性はありますが、交通事故死や殺人の人口あたりの比率は、途上国の方が比較にならないほど高いです)。以前にも、ペルーの大使館に出向している役所時代の先輩(さらに大学の学科の先輩でもありました)が亡くなっており、本当に他人事ではありません。

無事に家族で新年を迎えられたことを改めて感謝するとともに、気持ちを新たにした新年でした。

追伸:
なお、今回、ご遺体の搬送にはエアハース社の木村さんに大変お世話になったのですが、国際霊柩送還士という、世の中に全く知られていない仕事を理解する上で、彼女たちの仕事を扱ったノンフィクションが大変興味深かったので紹介します。大きな事件で、海外で亡くなった邦人(例えば、最近ではシリアで亡くなった、ジャーナリストの山本美香さんなど)が戻ってくるときには、必ず彼女たちの活躍があると言われています。ご関心のある方は手に取ってみてください。


エンジェルフライト 国際霊柩送還士エンジェルフライト 国際霊柩送還士
(2012/11/26)
佐々 涼子

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