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Tue.

この歴史的な日!

なんだろうな、勝った方にとっては。

今から4時間後に起きて、朝の便でニカラグアに出張に行かなければならないのだが、さりとて、この歴史的ネタの鮮度を落としてしまうのも、ブロガーとしては避けねばならないところ、夜な夜なPCに向かっている。

歴史的ネタとは、既に新聞報道等でご存じの方もいらっしゃるかもしれないが、また中南米の地図で、赤く塗られた部分が増えた、というもの。すなわち、新たな左派政権の誕生だ。

さすがはアカ日新聞のサイト、2ページにわたって取り上げている。
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY200903160314.html

中南米では、キューバ(フィデル・カストロ)、ベネズエラ(ウーゴ・チャベス)、ボリビア(エボ・モラレス)等の国、指導者が急進左派であることは知られているが、既にブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイ、エクアドル、ニカラグア、グアテマラで左派政権が誕生しており、メキシコも2006年度大統領選では僅差で敗れたが依然左派の影響力は強く、ホンジュラスでも右派である筈の大統領が、昨年秋、米国大使の信任状を拒否したりと、左傾化の動きが強まっている。

この地図の状況より、さらに状況は進んでおり、もう「真っ赤っか」と呼んでも差支えないだろう。

政権の座に就いたのはファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)。旧内戦時代のゲリラ組織である。ニカラグアでも2006年に、有名なサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)が政権を取ったが、この流れは続いているのだ。
FMLNの実際のカラーはどうかと言えば、その支持層は主に貧困層が多く、対立政党の旗に火を付けて燃やしたりと、政治運動もかなり過激である。支持者も、前政権党の民族主義共和同盟(ARENA)の支持者と比較すると、はっきり言ってガラがよろしくない。
新たに大統領となる党首、マウリシオ・フネスは、自らが掲げる「穏健」左派路線を本当に取れるのか。市民には未だ、左派(ゲリラ)アレルギーが残っている。

それにしても、、、
エルサルバドルは地図上で見ると、本当に本当に小さい国だ。しかし、アメリカンポップが好まれ、子供の名付けも米国風の名が多く、また、自国通貨をドルに変えてしまうほどの親米国。そんな国で左派政権が誕生した意義は、国土面積に比してとてつもなく大きい。
米国は自国の裏庭(中南米)で盛んに官(ODA)・民(民間資本)挙げての投資を行い、一所懸命に忠実な家臣を育てようとしたが、どんどん思う方向と逆に行っているのは皮肉なことである(なお、大戦後のマーシャル・プランも、日本への援助も反共目的だったということを知らない方が意外と多いが、アメリカの援助の歴史は、ざっくり言って反共→資源→反テロである)。90年代前半には、「社会主義は失敗だった!」と声高に叫ぶ米国人をメディアで見たが、今や、資本主義も失敗だったのではないか、とさえ思える(貧富の差がますます激しくなる日本を見ても、同じことが言えるのではないだろうか)。

我が国も他人事ではあるまい。使うべき局面で「適切に」兵器を用いてくる中国に国土を占領されたら、我が国もあっと言う間に赤く塗り潰されるのだ。そしてそれは、そう遠い将来のことではないと小生は考えている。今の弱腰な外交が続く限りは。

悪乗りする訳ではないが、小生も侘しい一汁・一菜・一ビールの夕餉のうち、ビールを赤いものにしてみた。ちなみに、投票日の前日及び当日は、馬鹿騒ぎをさせないように、酒類の販売は禁止される。
しっかし、昨晩は一晩中そこかしこで爆竹が鳴ったり、雄たけびが聞こえたりして、うるさいこと、この上なかった…。
めし

役所の部長以上はみんな変わるから、我々のやっているプロジェクトや協力内容も、また一から説明し直し、そして、先方が求めるものを政策対話などの場で探っていかなければならない。
さて、褌を締め直すぞ!
15:12 | 時事・社会 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
コパン・ルイナス | top | 時差ボケで眠れない

Comments

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TVのニュースでみて
cabronさんもなにかからんでるのかなぁ?と
思ってましたが、
うーむ、まさに「裏庭は大火事」ですなぁ。
勉強になりましたm(_ _)m。

中南米で左派、欧州では極右が台頭、、
どんどん世界がキナ臭い方に向かってる気が。。
直接的ではないけれど、
「裏庭の火事」が「対岸の火事」では
なくなる日は近いな、と思う今日この頃です。
by: 人猫 | 2009/03/21 22:53 | URL [編集] | page top↑
#
>人猫さん

小生の仕事にかなり影響がある、という意味では「絡んでいる」と言えますね。

本当に対岸の火事ではなく、日本も世界のダイナミズムからは逃れられないんですよね。

しかし、こちらでは最下層の暮らしをしている人々であっても、世界の(と言うと大げさですが)情勢を見、選挙に行って権利を行使するのに対し、日本では政治家同士の足の引っ張り合いに、大衆の情報源はワイドショー。島国って、いいことも多いですが、日本人の危機感の無さは突出している気がします。
by: cabron | 2009/03/23 13:36 | URL [編集] | page top↑

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