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Wed.

一寸先は、、、

このブログは職場の人に教えていないとは言え、あまり多くの情報を書くと個人が特定されてしまうので、曖昧な書き方になってしまうのですが、先日こんなことがありました。

先日、職場の大先輩と残業中に雑談した際のことです。
その大先輩は、
●いつもラテン系らしく、とても明るいキャラクターで周囲を笑わせてくれる
●ラインに乗って役職に就いているのではなく、専門性を極めたタイプ
●とある分野の専門性、人脈、語学力については右に出る者がいない
といった方なのですが、ご家庭の方が大変だという噂を前から聞いていました。

で、小生と彼以外誰も居なくなったオフィスで、ふとしたきっかけで聞いてみたのです。
「忘年会、出席で大丈夫なんですか?」
(小生、10年生ですが、部内で一番下っ端なので、忘年会のセッティングも業務の一環です…。)
「今は病院に入れてるから大丈夫なんだよ」
「ん??」

その際に、奥様が(1万人に1人程度の)難病で、平日帰ってからと休日、介護で極めて大変な思いをされていることが分かりました。既に発症して10年、入退院を繰り返し、致死量に満たない麻薬でギリギリ何とか痛みをごまかしているけれど、それでも常に激痛に襲われ、体中にチューブが繋がっていて、もうあまり長くないのだとか。

「苦しむのを見るのが辛くてね。安楽死を合法化してほしいよね。医者は絶対にやってくれないんだけど」
「cabron君、数千万円の貯金なんて、本当に一瞬で無くなっちゃうよ」
「俺だって若い頃はリタイアした後の夢なんて描いてたけどね。人生、一寸先は闇だよ。ここで俺が拳銃を取り出して、cabron君を撃つ可能性だってあるんだから」

などなど、小生だったらとても耐えられそうもない情況を、笑いながら明るく語ってくれました。
ちなみに彼は退職後、専門分野と語学を生かして、故郷でA国と日本の国際交流に役立つ仕事をしようと考えていたとのこと(そこにはA国からの出稼ぎ者が多い)。そのために、故郷に家も建てたとのだとか。ウチの職場の人間なら、結構誰もが考えたことのある人生設計かもしれません。それが、若くして奥様が発病したために、全ての前提が変わってしまったのだそうです。

確かに、
●某国日本大使館に書記官として出向中、事故で亡くなった前職の(かつ大学の)先輩
●某省に出向し、ひどい働かされ方によって心を病んで(普通に働けなくなって)しまった前職の先輩
●お子さんが障害を持って生まれたがために、海外勤務に就けない職場の先輩
などなど、突然発生する事態に、人生が変わってしまった方々を何人も知っています。

自分は若くて健康で、住む家もあって、家族もいて、食べていくのにもそれほど困らない。貯金も少しずつだけどしている。けど、そんな前提なんて一瞬で崩れるんですよね。
個人的には、ここに書けないことを含め、これまで幾つかの危機を乗り越えてきたつもりでしたが、そんなの全然大したことではない。

果たして、本当に大変なことが起こったときに、冷静に対処できるか、運命を呪わずにいられるか、小生は全く自信がありません。そして、大変な境遇にいる人のことは、同じ経験をしなければ(頭では理解したつもりでも)絶対に理解できないと思います。

「今という瞬間が貴重なんだよ」

その大先輩が最後に言った言葉です。
家に帰れば厳しい生活でも、普段は明るく、そんなことはおくびにも出さないその方を、心から凄い人だと思いました。
00:33 | 日常・人間観察 | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑
年の瀬 | top | 知らなかった魚

Comments

# 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: | 2007/12/26 17:55 | URL [編集] | page top↑
#
うーん。ほんと人生何が起こるかわからないけど、それが人生なんだろうな。
メキシコでもほんと色んな人生模様を見ますね。
そして尊敬してしまう人もたくさん。
その先輩がおっしゃるとおり、お金がすぐになくなってしまう状況になることもあるのかもしれないけど、だからって湯水のように全て使うのは間違ってるし、ちゃんと貯金はしつつ「今」を大事に生きるしかないね。
by: ろしーた | 2007/12/26 22:36 | URL [編集] | page top↑
# そうですね。
日記を読みながら父のことを思い出してました。
亡父の最期もまさにそのようでありました。
折りしも昨日は父の命日。
先輩のおっしゃることは本当だと思います。
今を大事にしたいです。
by: めありー | 2007/12/26 23:39 | URL [編集] | page top↑
# 小生も
>鍵コメさん

今が大切、そのとおりだと思います。
家族も、友人も、仕事も含めて。
残念ながら文中の奥様、お亡くなりになったので、
明日お通夜に行ってきます。
と同時に、その大先輩には10年間本当にお疲れ様
でした、と言ってあげたいです。
by: cabron | 2007/12/27 23:38 | URL [編集] | page top↑
# 人生模様
>ろしーたさん

ご賢察のことと思いますが、お金が一瞬で無くなるのは、
奥様の療養にとてつもないお金がかかるからです。
(難病なので、一応国からも補助はされるらしいですが。)

子供のアレルギーも頭の痛い問題ではあるけれど、ちゃんと
五体満足で元気にしてるし、大した問題ではないかな、と。

まあ、色々なことが起こるのが人生だけど、で、そうなって
みないと分からないことも多いのだけど、いずれにしても、
何が起こっても後悔のないように日々を大事にしていくしか
ないよね。

※1つ前のコメントに書いたとおり、明日、お通夜です。
by: cabron | 2007/12/28 00:01 | URL [編集] | page top↑
# 尊敬すべき点
>めありーさん

親孝行も、確かに今を大切にしてないとできないことですね。
お父様も毎年きちんと思い出して供養してもらえるのは、
幸せなことだと思います。


小生が、彼を心底凄いと思うのは、その忍耐力と他人に辛い
顔を見せないこと。

10年間と一口に言っても、この10年の間に、小生は就職
して、結婚して、留学して、転職して、子供が生まれて、と、
かなり目まぐるしく人生が動きました。そのくらい長い時間、
彼は(本来の活躍の場である)海外赴任もせず、ずーっと
奥様のお世話をしていたということです。
小生なら、幾ら身内とは言え、絶対愚痴モード全開です。
家族愛とか、いろいろあるのかもしれないけど、壮絶な現場
に居たら、綺麗ごとなんかクソの役にも立たないはず。

自分がそうなれる日は来ない気もしますが、貴重な今を大切
にしつつ、そんな大変な日も来ないことも祈りつつ、見習える
部分は出来るだけ取り入れたいな、と思います。

※残念ながら、明日お通夜に行ってきます。
by: cabron | 2007/12/28 00:23 | URL [編集] | page top↑

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