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Sun.

言葉は、すべからく正しく使うべし。

このカテゴリでは、今までに幾つか記事を書いていますが、mixiでも「誤用が気になる派(日本語)」というコミュに入っている小生、なるべく日本語は正しく使おうと心掛けています。
それでも、小生もこのブログの中で、平気で誤用してたりするんですけどね。
※小生の記事について、言葉の誤りに気付いた方、どんどん指摘してくださいね。

今日は、以前に書いた気分屋の我が上司が頻用する語の中から、誤用が気になるものを幾つか取り上げます。

以下気になる度が小さい順に挙げると、


【レベル1】
「斜に構える」
本来は、刀を持って青眼の構え(剣道をやったことのある方は分かりますね。相手に剣先を向けて刀は斜め)を取ること、転じて、物事に対して身構えること、改まった態度を取ること、の意です。
しかし、現在は「物事に対して正対せず、皮肉な態度を取ること」の意で使われています。どちらかと言えば逆の意味になってしまっている点では、「流れに棹差す」「役不足」等の仲間でしょうか。

我が上司の用法もしかり。既に広辞苑もこの説を正しいとしてしまっている以上、あまり目くじらを立てても仕方ないですね。


【レベル2】
「モラルハザード」
もともと金融(保険)用語で、マスコミでは山一証券や北海道拓殖銀行など、大手金融機関の破綻が相次いだ頃(10年ほど前)からよく目にするようになったと記憶しています。モラルハザードは、あるリスクに対して保険が準備されていることから、そのリスクを回避しようとする意識が薄れ、リスクを一層促進させてしまうような行動のこと(野村総研HPより)。「預金保険制度があって、顧客の預金は全額保護されるからといって、金融機関が効率的な経営を行わなくなってしまう」といった例がこれに該当します。

転じて、現在では「倫理・道徳観の崩壊」のような意味で使われることが多いですね。小生は皆様お気付きのとおり、かなり保守的なので、つい「え?いつから拡大解釈されるようになったの?」といった反応になってしまうのです。

上記のとおり、現代において新たな言葉を伝播させるのは、だいたいがマスコミ(特にテレビ)ですね。11年前に、葛飾・柴又で小生と同じ大学に通う女子学生が、米国留学に旅立つ2日前に殺害されるという痛ましい事件が発生したのですが、この事件以来、日本中で「ストーカー」という言葉が使われるようになったのを鮮明に記憶しています。


【レベル3】
「すべからく」
我が上司は、この語をかなり頻繁に使います。が、使い方が誤っているのです。「すべからく」は「必ず」の意であって、「全て」の意ではないのに、明らかに「全て」と同義で用いています。
これは、小生としては結構気になります。なぜかと言うと、この語を会話の中で用いる人は、大抵、自分の話し言葉を格調高く見せようとしているか、自分を教養ある人間に見せようとしているからです。ま、正しく使用されていればそれなりのアピールにもなりましょうが、格好良く見せようとして小難しい言葉を使っているのに、その用法が誤っていると、逆にレバレッジが利いて、「アホやなー、こいつ。もっと簡単な言葉を使えばいいのに」と失笑したくなってしまうのです。

でも小生、嫌な奴なので、絶対その上司の日本語を修正したりしません。友人であれば誤りを伝えるんですけどね。人間的に尊敬できない人に忠告するほどは、親切でないのです。



という訳で、自身も知ったか振りをしないように気をつけます。
21:47 | ことば | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑
お楽しみ | top | 逡巡

Comments

#
すごい...私も「斜に構える」の意味は「物事に対して正対せず、皮肉な態度を取ること」と思っていました。
本来は逆の意味があったんですね。
他の言語を勉強して感じたことは、日本は独自のカタカナ言葉、つまりマスコミが作った和製英語ならぬ創造英語?そんなの絶対英語の中にはないよというものや、英語圏では発音的、文法的に通じない、使わないよというものがあふれている気がします。
海外にいると日本語、母国語の大切さ、素晴らしさに気がつかされ、色々な言葉を見つめなおすきっかけもたくさんありますが、日本にいて、なかなか誤用に気がつくのは難しい状況ではないかと思う中、そんなことも考えにおいてるなんてすごいな。
そして、上司に注意しないのも、「らしく」ていい感じです。
ビバ!!cabron ワハハ!
私には注意してくれよー。よく色々間違えて、だんなに苦笑いされてるので...私の日本語は相当あやしいです。
by: ろしーた | 2008/01/28 00:10 | URL [編集] | page top↑
#
面白いですね。
僕も日本語は正確に使いたい性質です。

斜に構えるとは、批判的な意味で格好をつけることと
何となく理解してました。確かに”役不足”の仲間ですね。

ただ、国語が苦手だった&本を読んでも雰囲気で
単語・言葉を理解していることが多いので
かなり僕の日本語もあやしいです。

まあ、どちらにしても、関西育ちの僕は難しく
物事を言うより、わかりやすく面白おかしく
話すことを心掛けてます。関西では、やっぱり
面白い人が一番ですから(僕の勝手な解釈かも)。

でも、教養のある人は大好きですよ。
難しい言葉を使っていても、話の内容がわかりにくい
場合は、自分の能力を棚に上げて、その人の
頭が悪いと決めつけてしまう悪い癖もありますが。

何事も生涯勉強です。

by: よし | 2008/01/28 13:55 | URL [編集] | page top↑
#
斜に構える、は、そうですね、たぶん
モノゴトを「斜めにみる」との混同、誤用ですね。
モラルハザードが金融用語だとは知りませんでした。
直訳が拡大解釈につながるのかしら?。
いやあ、身近でもやっぱり知らないコト、
間違って覚えてるコトはたくさん
ありますねー、気をつけようっと。

あ、早速ですが、ひとつ気になったので、、
冒頭の「我が上司が頻発する語の中から」ですが
「頻発(する)」はたぶん、
「短期間に次から次に同じ種類の事が起こること」
なので、自動詞だから、物事が勝手に自分から?
「起こる」時に使用すると思われるので、
人が、何かを、「頻発する」、つまり
他動詞的な用法はないのでは?と思います。
強いて言えば、頻発「させる」誤用、とかかなあ?
厳密に調べたわけではないので
いまいち自信はないんですが、、、。
by: 人猫 | 2008/01/28 21:05 | URL [編集] | page top↑
# どもども。
>ろしーたさん

海外にいると、余計に母国語は意識するよね。
これは多分、海外に住んだことのある人は皆そうだと思います。
貴女はきっと、みっきーにもきちんとした日本語を教えてるんだろうね。

まあ、英語もそうだけど、日本語の造語能力にもちょっと驚きますよね。次から次へと新しい言葉が出てくる。流行語の大半は定着せず廃れていってしまうけど、市民権を得てしまうものもあるから始末が悪い(笑)。
小さい頃、親からしきりと注意された「ムカつく」なんて言葉、完全に定着しちゃってますからね。

同時に、誤用も定着してしまえば、誤用でなくなるというのもまた事実。「独壇場」(もともとは「独擅場[どくせんじょう]」)なんて、いまではNHKのニュースでも使っていますね。なかなか見極めが難しいですが、出来るだけ正しく言葉を使いたいな、とは思います。
by: cabron | 2008/01/28 22:21 | URL [編集] | page top↑
# 初コメありがとう。
>よしさん

コメントありがとう。

小生も、全然言葉を知らないからこそ、正しい用法を覚えたいな、と思うのです。

あと、頭のいい人が説明が上手だというのは、本当にそのとおりだと思います。東大の元総長で、句点から句点までが200字くらいある、もの凄く読みにくい文章を書いて、「分からないのは読む人がバカだからです」と言っていたフランス文学者がいましたが、こういう人は自分の説明能力のなさを誇示しているようなものです。

忙しいとは思うけど、貴兄の「熱い」日記も楽しみにしてますよ(笑)。
by: cabron | 2008/01/28 22:34 | URL [編集] | page top↑
# ご指摘ありがとうございますw。
>人猫さん

ご指摘頂き、ありがとうございます。

なるほど、言われてみればそのとおりですよね。
自己分析するに、「頻繁に発する」の意で、自分で造語してしまったのと、「連発」の語感が頭の中にあったのでしょう。
早速修正しました。が、この語も広辞苑には載ってないんですよね。Googleでは50,000件近くヒットするんですが。かと言って、誤用が広まっている場合もありますし、誤用も完全に定着すれば誤用でなくなりますし、難しいところです。

ところで、あまり関係ありませんが、小生、自分の英作文が正しいかどうかをチェックするのに、Google検索をよく使います。
by: cabron | 2008/01/28 22:58 | URL [編集] | page top↑
# ♯の1、勘違いは♯の2を押してください
あー、あるよねー。
婉曲のこと「わんきょく」って信じてるヒトとか。
***
でも、cabronさんの本文終わりのクダリと同じく、
仲間じゃない限り、僕もだいたい放っておきます。
この「放っておく」という境地に至るまで、怨みと反感を
ずいぶん買ってきました。
地味に損ですよね。

「的を得た(表現)」とか言われても「ふぅーん どこで?」
などと言わない様に心がけてます。

タイトルでネタやってごめんなさい。
by: 盲田さん | 2008/01/30 22:33 | URL [編集] | page top↑
# さすがは、
>盲田さん

全国紙のゴーストライター(でしたっけ?)。
言葉遣いには厳しそう。
時々、言葉遊びが高等過ぎて、小生のメモリでは足りないこともあったりしますが、これからも切れ味鋭い記事を期待してまっせ。

そう言えば、「直截」を「ちょくさい」って読んでる上司もいたなぁ、昔。

そう、地味に損だし、あまりやりたくもないのですが、ついつい指摘せずにはいられないお節介な自分もいるのです。
by: cabron | 2008/01/31 00:46 | URL [編集] | page top↑

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