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Thu.

ナイジェリア日記1

いつも来てくださる皆様、ありがとうございます。

えーと、大使館への報告も終了し、明日の朝、飛行機に乗って帰るだけになったので、写真なしで更新してみました(写真のuploadは回線が細くて辛いので)。


まずは、ナイジェリアという国のおはなしから。

日本で一番有名なナイジェリア人って、誰でしょうか?
小生がこちらに来ている間に日本を訪問した、オバサンジョ大統領ですかね。
なんといっても、名前の語感が秀逸です。
あれ?訪問したことも知らなかった?
そうですか。そうですよね。

となると、やっぱり人口に膾炙しているのは、ボビー・オロゴンではないでしょうか。
「オメェ、フザケンナヨ」
などと言って笑わせてくれる、あの彼です。
一頃、K-1に参戦して、「最強の素人」などと呼ばれていました。
元横綱の、ちょっとブヨブヨなひとにも勝ってしまいましたね。
年を7歳もサバ読んでたのにはビックリしましたが。(それを考えると、39歳で曙[あ、言っちゃった]に勝ったのもかなり凄い。)

わざと面白く間違えている彼の日本語といい、身体能力といい、彼の可能性[ポテンシャル]は相当なものです。暴力事件騒ぎでミソが付いてしまい、最近はそのポテンシャルを活かし切れていないようにも見えます。
今回も、先方政府関係者と雑談する際、彼の話題を結構使わせてもらいました。
(ちなみに、ナイジェリア国内ではあまり知名度は高くなかったです。)


それはさておき。
ナイジェリアは、譬えて言うなら、このボビー・オロゴンでしょう。

ナイジェリアは指標で見ると、国民1人当たり平均年間収入が390ドルの貧しい国です。
また、アフリカで唯一人口が1億人を超える大国です(1億4000万人。2位のエチオピアは6,800万人程度)。
独立してからは内戦(かなりの他民族国家)や度重なるクーデターで国内が疲弊してきました。
1960年の独立後、今日までの46年の歴史で、軍事政権が35年を占めます。

でもこの国、石油が出るんですよー(サウジ、イラン、UAEに次ぎ、OPEC加盟国中第4位の産油量)。
1960年代に、南部で突如として石油が発見され、一時は世界第20位の経済規模を誇ったこともあるそうです。
が、よっぽど国の運営がうまくないのか、あるものはみんな使ってしまえ、なのか、放漫財政で常に債務超過状態。こちらもポテンシャルを活かし切れていない印象を受けます。

現在輸出の95%が原油という、完全なモノカルチャー経済。
もともと、農業国(カカオ、落花生、パーム油がいずれも世界1位、2位の生産量)だったんですけどね、この国。今ではすっかり、農業は手を抜かれ、熱帯なのに果物も全然美味くなかったです…。例えばスイカなんて、全く味がしない。まるで齧り終わった白い部分を一生懸命スプーンで削り取って食べている感じでした。

「あゝ、日本人がここに住めば、資源を生かしつつ、農産物の品種改良にも取り組んで、とんでもなく豊かな国が出来上がるだろうなぁぁ」などと独りごちつつ、毎日仕事に向かっておりました。

当然、複雑な民族間の対立、なまじ原油が出てしまったことによる富の偏在・それに伴う国内紛争など、不安定要素もてんこ盛りで、単純に日本との比較はできません。それに、日本の方が優れているとも全然思いません。比較することにあまり意味はないので。単に、仮定の話を想像(お得意の妄想?)してただけのことです。

一部(特に教育系の役所)に、極めて熱心に働く職員もいます。でも、優秀な人材の多くは国外に流れてしまうんですよね。金持ちはみんな、子息を英国に留学させてますし。

教育系機関の人たちとのディスカッションの最中、
「ナイジェリアは人口も日本より多いし、国土も広い。日本はあんなに小さい国なのに、電化製品とか車とか、世界を席巻する製品を作って、経済規模も世界第2位だ。この違いは何だと思う?」
と聞かれました(まあ、この仕事をしていると、よく聞かれがちな質問ではあるのですが)。

小生は、
「うーん、ナイジェリアの方がポテンシャルはあると思うんだけどねぇ。原油もじゃんじゃん出るし。強いて言えば、人的資源じゃないの。天然資源は使い尽くしたら終わりだけど、人的資源は教育さえしっかりしてたら、次の世代以降もずーっと受け継がれるからね」
と始め、寺子屋など、昔からある日本の教育システムの素晴らしさや、割と以前から国民全体が読み・書き・そろばんができたことを説明しました。

本当は、過去に幾つかの記事で書いているように、日本の物づくりにも多少疑問を感じていない訳ではないですし、ナイジェリアの可能性についても、本当にそう思ったから、上記の発言になったのですが。

でも、向こうはすごーく納得したような顔をして、フムフムと聞いてくれるし、あまっさえ、メモまで取る職員もでる始末(やめてけれー!!)。

さて、そんなポテンシャルの高いボビー、もといナイジェリアでの経験は、帰国後、2回程度に分けてupしたいと思います。

請うご期待、なんてね。
02:56 | 出張・旅行 | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑
ナイジェリア日記2 | top | 初アフリカ

Comments

#
ご無事で(笑)良かったです!石油が出るのに豊かではないんですね・・・いろいろ勉強になるなぁ。引き続きナイジェリア情報楽しみにしています。お気をつけてお帰りください。
by: めありー | 2006/09/21 06:50 | URL [編集] | page top↑
# 期待して待ってまーす♪
「可能性のある国」なんですね。
日本もボーッとしてたら、どんどん追い抜かれちゃう気がします。

人的資源、しっかり教育しなくっちゃ!
by: ムーニー | 2006/09/22 15:19 | URL [編集] | page top↑
# お疲れ様です。
ナイジェリアの事、初めてここで、ちょっとだけ知りましたよ。ボビーの国、という事しか知りませんでした。「オバサンジョ大統領」なんて、cabronさんの冗談かと思っちゃった(笑)。

>人的資源じゃないの。天然資源は使い尽くしたら終わりだけど、人的資源は教育さえしっかりしてたら、次の世代以降もずーっと受け継がれるからね」

お相手には有益なアドバイスなのでしょうけど、その通り、ナイジェリアの教育が進んで、経済や医学などもどんどん発展していった頃、今の日本みたいに(と言うと語弊がありますが)、ナイジェリアにも病人が溢れかえるのかなぁ…?なんて、ネガティブな想像をしちゃいました。
今の私の勝手なイメージだと、自然が豊かで人が健康そう。。という感じなんですが、実際はどうなんでしょうか?
by: とまと | 2006/09/22 21:02 | URL [編集] | page top↑
# 遅れました。
>めありーさん

無事に帰りました。
お返事遅れましてスミマセン。
帰ってきてから、全然時間が取れないもので…。

長い目で見てやってください。
by: cabron | 2006/09/26 22:29 | URL [編集] | page top↑
# ごめんなさい。
>ムーニーさん

請うご期待とか言いながら、全然更新できずにいます。
今週中に何とか1本、と思っています。

また、遊びに来てください。
by: cabron | 2006/09/26 23:20 | URL [編集] | page top↑
# 将来像
>とまとさん

ナイジェリアが日本のようになる、なんてことは当分の間、ないと思いますけどね。

エイズ・結核・マラリアなど、他のアフリカ諸国同様の疾病は多く、必ずしも「健康」というわけではいですが、それを超越した、アフリカの人たちの「生きる力」みたいなものは感じることができました。何だか逞しいんですよね。
by: cabron | 2006/09/26 23:25 | URL [編集] | page top↑
#
人的資源と天然資源のお話、すっごい納得しちゃいましたよ!
それってオーストラリアにも言えますもん。
(今 横にいる友達にもこの記事を見せたら、ブンブン首をたてに振ってました!)
だって、色んな面で日本より遅れてるし劣ってるし。

そっか~ 違いは"教育"にあったんですねー
考えてみたら、簡単な計算ができない人が多いし(特に引き算)
24時表示はないもんな…
by: Mink | 2006/09/28 17:25 | URL [編集] | page top↑
#
>強いて言えば、人的資源じゃないの。天然資源は使い尽くしたら終わりだけど、人的資源は教育さえしっかりしてたら、次の世代以降もずーっと受け継がれるからね」
<ご立派。これを英語で言われたのですよね。




by: Dorothy | 2006/09/28 22:14 | URL [編集] | page top↑

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