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Wed.

ドキュメント 戦争広告代理店 ―情報操作とボスニア紛争

同じ職場の人が貸してくれた本(最近、借りてばっかりだなぁ)。

最初タイトルを見たときは、電通や博報堂の仁義無き戦いを書いたものかと思った。でも、それならば「戦争」と「広告代理店」の順序が逆な気もする、とも感じた。だいたい、我が職場の人間が薦めてくれる本の内容としてかけ離れている。

実際の内容は、ボスニア紛争で活躍?したPR企業の戦略・実際の活動について詳細に追ったもの。

そもそも「PR企業」といった業態自体が、我が国においては一般に馴染みのないものであるので、その説明を簡単にさせていただくと、選挙で政党の宣伝をしたり、企業のイメージ戦略を請け負ったりする企業のこと。米国の大統領選挙において、相手陣営のマイナスイメージになるようなTVCMなどが盛んに流されるが、あれもPR企業による「ネガティブ・キャンペーン」によるもの。

米国の政治家などは、若い頃からPR企業の振り付けで鍛えられているせいか、自分のイメージを良く見せる受け答えが非常に上手である。先日、横田めぐみさんの母、早紀江さんによる米大統領訪問時も、「大変お忙しい時間を割いて頂いて申し訳ありません」と挨拶した彼女に、「人間の尊厳と自由について話せないほど忙しくはありません」と応じたという。

ブッシュ妄言録」「不思議の国のブッシュ」なる本が出版され、日頃アホさ加減ばかりが取り上げられがちな大統領だが、先日の応答はハリウッド俳優の台詞さながらであった。

前置きが長くなった。
PR企業は、ときに一国家のイメージ戦略を請け負うこともあり、それがボスニア紛争でどう働いたか、国際世論にどう影響を与えたかが、この本で扱われているテーマである。

読んでみて、吐き気がしそうになる。
米国とは、民族紛争すら商売になる国であった。

「民族浄化(ethnic cleansing)」

この紛争を通じて世界に広まった言葉である。
もしこの言葉が、ボスニア・ヘルツェゴビナの被害者的イメージを世界に広めるために作り出されたキャッチコピーだったら?
実際にはボスニア・ヘルツェゴビナもセルビアも同じようなことをやっていたのだとしたら?
実際には強制収容所など存在していなかったのだとしたら?

そんなことは考えたことがなかった。

我々には両国のどちらが何をやっているかなど、直接知りうるはずはない。所詮紙の上、あるいは映像箱の中での出来事である。だから大衆は、マスコミの「作った」事実を信じるのみだ。だとすれば、世界中の人々にとって、情報操作がいかに有効であったことか。

総括すると、
1.情報が氾濫する現代において、常に批判的な視点を持つことの重要性
2.逆に、黙っていては孤立する可能性もある(PRも大切)
ということを感じた。

1.は言わずもがなのことだが、なかなか難しい。だいたい、自分の中に受け売りでない知識がどの程度あるだろうか。人間が一生の間に直接経験できることなどたかが知れている。それなのに、入ってくる全ての情報をいちいち疑っていたら…。常に自分の頭で考えることを止めないことだと、勝手に対処法を決めた。

2.については、「沈黙は金、雄弁は銀」的感性からすると黙っている方が説得力がありそうだが、適切に情報発信しないと不利な立場に追いやられてしまう場合もある。小生を含め、一般大衆は無知蒙昧なのだ。確かに、身近な例を考えてみても、仕事の際などに「言った者勝ち」になるケースはまま見られる。

この本が、マスコミの人間によって書かれたというのも皮肉である。
ちなみに、セルビアのミロシェビッチ元大統領は、今から2ヶ月ほど前に獄中で亡くなった。

13:23 | 読書 | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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Comments

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by: sagami | 2006/05/08 02:05 | URL [編集] | page top↑

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