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Thu.

最近読んだ本より

板垣雄三『「対テロ戦争」とイスラム世界』

いくつかイスラム圏のプロジェクトを持っているので、たまにイスラム関係の本を読んで頭を整理している。ちょうどこの本を読み始めた頃、例の風刺画騒ぎが持ち上がって、極めてタイムリーな読み物となってしまった。
「イスラム原理主義者」という言葉の生い立ちと、その誤用(現在は「テロリスト」とほぼ同義になってしまっている)、また、イスラム世界には穏健なウラマー(法学者)がいることは分かった。
しかし、、、信仰の自由は暴力を容認することにはならないだろ。。
多少背景は異なるものの、「信仰と暴力の結びつき」ということで、オウム事件を思い出したのは小生だけではあるまい。穏健派ウラマーによる事態の収拾を期待したい。



林信吾「しのびよるネオ階級社会―“イギリス化”する日本の格差」

最近言われている社会の階層化。三浦展氏の著作も売れているようだ。でもこれって、とっくの昔にみんな気付いていたことではないだろうか。少なくとも小生は、小学校の頃から感じていたのだが…。厳密に言うと、階層とは違うのかもしれないが、学校の友人たちを見ていれば、あまり常識がなく、利発そうでもない親の子供は、例外なく躾も教育もされていないということは明らかだった。「この親にしてこの子あり」とでも言うべきか。当然と言えば当然の話である。まあ、詰まるところ小生が冷めた、生意気なガキだったのだが。
そんな、今さらの「階層化」について一応何か読んでおこうと思って手に取ったのだが、、、この本は、筆者の高校時代の思い出話とか、不要な記述が多すぎる。しかも、文章が全く学術的でなく、分析も浅い。読む必要のない一冊。我が国の階層化についてなら、別の本をお勧めしたい。



山本一力「蒼龍」

stargazerさんのオススメ。半年以上前に薦めていただいたのに、今ごろ読んだ(面目ありません)。結論、面白い!(って、それだけかよ。)この作家さん、どうやら小生と同じ沿線に住んでいるらしく、馴染みの地名がいっぱい出てくる。まあ、この作家さんに限らず、例えば先日ご紹介した飯嶋和一や、次に紹介する山本周五郎でも、江戸時代を背景とした小説には、下町であるこの沿線の地名が沢山出てくるのだが。なので、引っ越してきた当初はあまり好きでなかったこの沿線に、最近では少しずつ愛着が湧いてきたのも事実。
話題が逸れた。この本は5つの短編から構成されているのだが、その1つ1つに「教訓」ともいうべきモチーフがあって、それぞれ自分の生き方を考えさせられる。小生、単純なので、例えば三浦綾子とか遠藤周作のような「キリシタン作家」なども含め、「教訓もの」が嫌いではない。やはり何か得るものが欲しくて本を読んでいる部分も大きいので、自省できる本というのは、それだけで小生にとっては読む価値があるものなのだ。
そんな点からも、江戸時代の庶民ものであるという点からも、非常に楽しめる1冊だった。

あと、これを機に、stargazerさんをリンクに追加(というより、全然更新しない小生の元・同期の同タイトルブログと入替)させていただきます。宜しくお願いします。



山本周五郎「つゆのひぬま」

今さら説明の必要もないかもしれない、山本周五郎の短編集。ウチの母親が好きな作家。さすがは奉公の経験があるだけあって、庶民を書かせたらピカイチである。また、戦争前後に書かれた作品が多く、やはり現代の人とは違った謙虚さを作品から感じる。個人的には「武家草鞋」「山女魚」がオススメ。
23:09 | 読書 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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Comments

# no title
本の中で自分の住んでる地域が出てくると
また一層おもしろくなりますよねー
情景が手に取るようにわかったりするし♪
主人公が自分の地元に住んでるという設定だっただけで
それだけでハマった小説がありますもーん!

しかしcabronさん かなりの読書家さんですよね。
電車の中で読んだりするんですか?
by: Mink  | 2006/02/24 13:02 | URL [編集] | page top↑
# 読書量
>Minkさん

そうそう、特にこの沿線は江戸時代に庶民が住んでいたあたり
なので、昔はこんな人間ドラマが繰り広げられてたんだなー、
などと思いながら読むと、感情移入できて最高です。

小生が読書家なんて言ったら、人猫さんあたりに怒られそうです
が、最低でも週に1冊くらいは読んでますね。電車の中でも読み
ますよ。って言うか、逆に電車の中くらいしか読む時間がないの
ですが。。。
by: cabron | 2006/02/25 12:53 | URL [編集] | page top↑

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