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Sun.

最近読んだ本など

悲しいことに、最近全然本を読めていない。
これなどは面白いのだが、1時間もかからずに読めてしまうので、読んだものの中には数えられない…。)

それでも、例え月に3-4冊しか読めなくても、年に1冊も読まない人(そんな人がいると仮定してだが…)と比べたら、年に40冊の差がつくのだな(※)、と自分を慰めつつ、この記事などで書いていた本を簡単にレビューしてみることにした。

※こういう意味のないことを考えるとき、中学時代の教師が言っていた名言「ゼロは何倍してもゼロなんだよ!」を懐かしく思い出す。



小松和彦「神隠しと日本人」

筆者は人猫さんご推薦。
日本各地の神隠し伝承を集めつつ、類型化し分析したもの。筆者は、神隠しを人間が作り出したものと認め、実世界の恐ろしいことを覆い隠すために作られたベールだとしている。
筆者的解釈によれば、ニートや引きこもりは「現代の神隠し」であろう。昔はそういった社会に上手く適応できない者に対して、社会全体が「神隠しに遭ったのだ」といった解釈をすることによって穏やかな目で見ていたのが、誰も神隠し譚など信じなくなった現代では、彼らを温かい目で見る者は少ない。私自身も、つい厳しい視線を向けてしまいがちなので、少し考えさせられた。
しかし、「私が想像するに」「想像してみると」といった表現が多く見られるのは、この分野の学問の特徴なのだろうか。




檀一雄「海の泡」

先にも書いたとおり、檀ふみのお父さん。そんなに知られていないかもしれないが、昔はかなり売れっ子作家だったようである。交友関係も相当華やかである。佐藤春夫に師事し、太宰治や坂口安吾は友人。彼らとともに無頼派として知られる。
このエッセイ集は、そんな彼の幼少時の思い出から交遊録、晩年の海外放浪記まで様々な短編を集めたもの。
紀行文やグルメ関連エッセイを彼ほど巧みに書く作家を、小生は他に知らない。彼の時代に世界各国を飛び回っていることもすごいのだが、実際にその土地を訪れてみたい、その食べ物を食べてみたいと思わせる表現の豊潤さはさすが。
有名な作品だが、彼のライフワークとも呼べる「火宅の人」もオススメ。




竹下節子「カルトか宗教か」

うーん、どちらかと言えば実用書。
最近我が家の近所に集会所ができた「エ○バの証人」はカルトであることが分かった。




小川洋子「密やかな結晶」

初めて読んだ作家だが、不思議な世界観だった。小生は、映像を想像しながら読む方なので、現実にありえない設定というのが好みではなく、イマイチはまることができなかったが、ファンタジー好き、透明感のある文章が好き、という人にはオススメできるかもしれない。




飯嶋和一「雷電本紀」「始祖鳥記」

職場で同じチームの人からのご推薦。この作家も読むのは初めてだが、久し振りのヒットだった。
かなり寡作な作家だが、それぞれの作品は密度が濃く、なかなか読み応えあり。両作品とも江戸時代を舞台にした時代小説である。推薦してくれた人も言っており、また、どこかのブックレビューにも書いてあったが、「アンタ、見てきたんか?」と聞きたくなるような詳細な人物描写。上に書いた作品とは正反対で、映像を想像して楽しむには最高の作家。
最新作の文庫化(保管スペースの都合上、最近はつい文庫化まで待ってしまうことが多くなった)が待ち遠しい。
03:12 | 読書 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
メキシコ料理パーティー | top | 「ダメ」と「やめて」にご用心。

Comments

#
ぼくもニートはキライですが、
ニートなんてカス!!っていうヒトが
元ニート、のすぎ○ら議員とか好きだったりするしな~、
ヘンな国だな、にっぽん国。。。

「想像するに」は、この分野ではよくみます。
けっこう舞台となってる地域にとってはマイナスイメージな
コト、「暗い歴史」みたいなのが
多く書かれるから、ってのがあるのでは?と思います。
あとは、論文書き、によくある、断定を避けたい、ってヤツ
ではないですかねえ?アカデミズムで断定するのって
ブッソウ、ケンノンですからね~。
by: 人猫 | 2005/11/27 11:25 | URL [編集] | page top↑
#
>人猫さん

>>アカデミズムで断定するのってブッソウ、ケンノン

そうなのかもしれませんねー。小生など白黒はっきりさせたい性格なので、やっぱり学問の世界には向かないかもしれません…。
仕方ないので、一生足軽サラリーマンとして頑張りますw。

妖怪とか怪奇現象系では、次は京極堂に挑戦してみようと思ってます。
by: cabron | 2005/11/27 21:46 | URL [編集] | page top↑

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